まだまだバブルの真っただ中だった30年ほど前の華やかな時代に、たち吉はこんなにシンプルモダンなプレートを製造していました。
これは「とくさシリーズ」の角皿と丸皿。
母が一目惚れして購入した美しいプレートです。
しばらく前まで廃版になっていたこの古いお皿は
バブル期の大量生産・大量消費の時代のものなのに、手作り感がスゴイ。
薄い皿はフチが少し波打っているし、とくさの模様も全て手書きで仕上げてある。
こんな粋なものが作れた時代だったんだなぁ。
バッグスタンプもレトロ。
この和洋折衷のお皿は、今では私が譲り受けて大切に使っている。
カリカリのトーストとスクランブルエッグ、果物はこのお皿にワンプレートで。
茹で野菜は蕎麦猪口に入れてカジュアルに。
そして、特別な日の祝い膳には
少しだけかしこまったテーブルコーディネートも楽しめる。
こちらの小皿もたち吉です。
食卓の器は、重なり合い、惹きたて合ってこそ美しいもの。
普段使いの器こそ、目と心を磨いて選びたい。
私が使っているのはヴィンテージのオリジナル版になるけれど
最近、この「とくさシリーズ」がリデザインされました。
和と洋が混じり合う「たち吉」独特のデザインはそのままに、より明るく洗練されています。
忙しい朝でも、オシャレなワンプレートを楽しめる。