レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

レダ 可憐にこぼれ咲く白いアンティークローズ

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赤い蕾がほどけていくにつれ、輝くような白い花びらがこぼれるアンティークローズ「レダ」。
外側の花びらの先に、ほんの少し紅色を残す姿が美しい。

このバラは年に1回だけ咲く一期咲き。
アンティークローズ、いわゆるオールドローズは初夏に1回だけ咲くものが多い。

私には「バラは四季咲き」というイメージがあったので、「初夏にしか咲かないバラなんてつまらない」なんて、昔は思っていました。

でも考えてみれば、ほとんどの花木は1年に1回しか咲かないのだし
バラも1年に1回、美しく咲いてくれるだけで十分だと思うようになりました。

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深い緑の中に白い花がフワっと浮き上がる姿は、とても美しい。
ミツバチたちが花の上を移動している姿も可愛らしくて、
1年に1回、初夏の庭の宴を華やかにしてくれる。

最盛期には花が株を埋め尽くすほどの多花性で、咲き始めから咲終わりまで1か月ほど咲き姿を楽しめる。

蕾にほとんど虫がつかないし、病気知らずだから農薬は不要。
ただし、枝は棘が多くて2メートルほど伸びるのでベランダでの鉢植えには向かない。

 

優しい花姿だからルピナスやニゲラとなど、他の草木との相性もいい。
ナチュラルガーデンを作りたい方にお薦めです。