レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

シャルルドミル 艶やかな容姿は女王の風格

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初夏の楽しみは、庭に咲いた花を室内に飾ること。

アンティークローズは一季咲だけど、
咲き始めから咲終わりまで、なんと1か月にわたって咲き続けるから、早朝の庭はバラの香りに包まれる。

すべての蕾を咲かせると株が疲れてしまうので、
開きかけた蕾は摘んで家の中へ。

庭には様々な種類のバラを植えたけど、なかでも「シャルル・ド・ミル」の花形と香りは素晴らしい。
濃厚な香りと艶やかな容姿は、まさに女王の風格です。

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赤い蕾がさくと、華やかなローズピンク、やがて花色は紫にうつろいます。
移り変わる美しい花色と完璧なクオーターロゼットの花形で、私は毎年 シャルル・ド・ミルに釘付けになってしまう。

花は3日ほどで色褪せて散ってしまうから、自分で育てないとこの花の美しさは味わえないのですね。

シャルルドミル(ガリカ系)はトゲが多いので花束のプレゼントには向かない。
だけどバラゾウムシに強いから、殺虫剤・消毒は不要。
枝は2.5メートルほど伸びるから、鉢植えなら大きめの鉢でスペースが必要です。

庭に植えて3年ほど経つと、花の数が驚くほど増えるのも魅力。
惜しげもなく咲きこぼれるバラをバケツいっぱいに摘む贅沢を味わえる。

 

毎年指に刺さったトゲを抜きながら、バラの咲く日を指折り数えている私。
バラは秋苗を購入すると翌年から豪華な花を楽しめます。