レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

ランチマットとしてのプレート 膳・折敷

  折敷を使うようになったのは「和食卓」クニエダヤスエ著を読んでからです。
お正月やお祝いごとなどにはもちろん、華やぐ季節を楽しめる折敷は非常に良いアイテム。
美しく食卓を楽しむ、和と洋をあわせてモダンに、華やかに食事を楽しむ。クニエダ氏の洗練された大人の食卓に憧れました。 

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この本に出逢って以降、7年以上かけて少しづつ食卓を改造してきました。
最初は箸置き、次はお汁やご飯のお椀、というように。

食器の寿命がきてから少しづつ入れ替えていくので時間はかかりますが、そのぶん目も肥えて、大人の視線で器選びができるようになったと思います。

ただ、ランチョンマットはお手製でいくつか作ってみましたが、うまくいきませんでした。使い慣れていないこどもには少し使いづらかったようです。

こどもも少し大きくなってきてからは、特別な日の食卓に特別感をだして楽しみたい、と思うようになりました。

そこでプレートの登場です。

器はいつもの器ですが、プレートを折敷を使用することでハレの日にもふさわしい品のある華やかな食卓が出来上がります。

使用してみてまず、私が驚きました。
布のランチョンマットのように動いたり滑ったりせず、こぼしたり汚したりしても布巾で軽く拭くだけ、という使いやすさと簡単さもいい。

食育とは言いますが、目で食事を楽しむ文化をもっとこどもたちに感じてほしい。日々の積み重ねがこどもの目を養い、やがて洗練された文化を楽しむ大人を育てます。

 
ウレタン塗装なので日常の定番プレートとして神経質にならずに使える価格なのに、品の良い器、質の良い漆を並べても負けない存在感。
つややかな赤を選べば、食卓をあでやかに変身させます。

小さな夫婦びなを飾ったり、季節の行事に合わせてディスプレイに使うのもお薦めです。

 
春の花の宴に、お正月に、特別なお祝いの日に、華やぐ美しさを演出してくれそうな特別な一枚。

折敷を選ぶ際の注意

本漆の折敷は非常に高価で、普通のご家庭で数をそろえるのは難しいと思います。私はウレタン塗装の折敷を使用しています。十分に美しいし、手入れが楽。そして使用の際に神経質にならずに済みます。本格的な漆の折敷はもっと年齢を重ねてからでも充分間に合います。

無理のない価格で特別の演出が楽しめる折敷をぜひ試してみてください。

以上、ランチマットとしてのプレート 膳・折敷をご紹介しました。

 

お盆についてはこちらも併せてご覧ください。 

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