レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

切り口の美しいキッチンバサミ シェフキッチン鋏

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キッチンバサミは便利だと思う。
洗った牛乳パックを切って広げたり、手で破けない真空パックなどのパッケージを開けたり。

でも考えてみれば、私は時々海苔を切るくらいで、あまり野菜や肉を切った覚えがない。

 まぁ、私の使っているキッチンバサミは100円均一のものだから、肉を切ろうと思っても、思うほどキレイに切れないのだけど。

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100円のキッチンバサミの良いところは何にでも気軽に使えるところ。
壊れたら買い直せば良いし、切れ味を期待してるわけじゃないから紙もビニールパックも切っちゃう。

ただし蟹の殻、昆布などを切るときは大変。
無理に切ろうとするとハンドル部分が壊れちゃうし、やっぱり固いものは難しいのよね。

結婚して十数年、そろそろ「安くて便利」ではなく「良い道具」としてのキッチンバサミを揃えたくなりました。

そんな私が選んだのはシェフキッチン鋏「キヨツナ」です。

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キッチンバサミ選びでは「良く切れるものを選ぶのがポイント」なんて思うかも知れないけれど、そんなのはハサミとして当たり前のこと。

世の中の多種多様なニーズに応えてたくさんの種類の「良く切れるハサミ」が作られているので、自分の求める用途に合ったものを選ぶのが王道です。

 

私の場合「柔らかいものから固いものまで切れて、切り口がキレイなもの」を基準に選びました。

通常のハサミは両側から刃で押して切るので、柔らかいものは刃に押し潰されて見た目が汚いし、食味も落ちてしまう。
包丁に劣るのなら、ハサミを使う価値はないのですね。

キッチンシェフはハサミなのだけど、刃の構造が切り刃と受け刃になっている。
通常のハサミのように両側の刃を食材に食い込ませて切るのではなくて、切り刃が受け刃まで食い込んでいって切断するのです。
だから包丁で切ったように切り口がキレイなのが特徴。

柔らかいバナナもネギも潰れずに美しく切れる。

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受け刃は若干カーブしていると聞いていたのだけど、私のハサミはカーブしてない気がする。

(/ω\)おかしいわね

まぁ、それでもこのハサミの切れ味は抜群で
鶏肉も鍋の上でスパスパ切って放り込めるし、固い昆布なんかも力を込めなくてもスパンと切れてしまうから驚いた。

切り口も綺麗だから、舌触りや食味も全く落ちないの。

まさに完璧。
やっぱり100円のキッチンバサミとは全然違うのですね。

(切れ味が良すぎて指まで切ってしまいそうなので、肉はタッパーの上に置いて切ることにした。)

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このキッチンバサミは日本製。
もちろん研ぎ直しもOKだから、気兼ねなくガンガン使えるのが嬉しい。
(食洗機不可)

ハサミはステンレスを磨いて仕上げてあるので、金属加工独特の手作り感がある。
ミラー仕上げタイプを選ぶと見た目にもツルリとして綺麗なのだけど、ネットで探したら結構なお値段だったのでこれは懐次第ですね。

良い道具を選ぶと料理はもっと楽しくなる。

 

「良く切れるハサミ」なんてどこにでもあるけれど「切り口の美しいハサミ」はシェフキッチン鋏だけ。

 

長く使える良い道具は、キッチンを美しくしてくれるデザインを選びたい。
切れ味最高のヘンケルスのハサミは、一生ものとして使える伝説のキッチンバサミ。