レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

私が鉄急須を使う理由

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鉄急須は重い。

結婚してから、ずっと急須選びに迷っている。
なにしろ毎日手にする普段使いの道具だから、それなりに気に入ったものを使いたい。
でも毎日使うからこそ、ちょっとした拍子に割れてしまう。

高価なものは気後れして使えないけれど、安っぽいものは使いたくないのだ。

 

最初に購入した常滑の急須は1年ほどで割ってしまった。
そこで無印のガラスポットを使ったが3年で割ってしまった。

しかしガラスポットは清潔で気に入ったので、近くのホームセンターで売っているHARIOのガラスポットを使うようになった。
無印の半分以下のお値段で、割れたらすぐに買い足せるのも気に入っていたのだけど

結局、割れ物は割れちゃうのよね (/ω\)

 

割れない急須が欲しい。
素敵な急須が欲しい。

ふと、目に入ったのが手元の鉄急須。
昔、鉄瓶と間違えて買った、小さな鉄急須です。

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鉄瓶と違い、鉄急須はフタに空気孔が作られている。
ただし、この鉄急須は火にかけることを想定して作られているので、素材は鉄瓶と同じ。鉄瓶コーナーに置いてあったから、私はすっかり「鉄瓶」と思い込んでいた。

手術と病気で入退院を繰り返し、頻繁に貧血をおこした小さなわが子のために「これでお湯を沸かして、気休めでもいいから鉄分を」とすがるような思いで購入した鉄急須。

こどもが成長するにつれ使う機会は減ったのだけど「これならガラスポットのように簡単に割れないだろう」ということで再び使い始めることにした。

この鉄急須でお湯を沸かして、そこへ緑茶のパックを入れて、グラスにお茶を注ぎます。 全部注いだら、軽く水ですすいで余熱で中を乾かしておしまい。

割れないって素晴らしい (´艸`*)

鉄瓶と一緒に窓辺に並べて使っています。 

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使い込んだら艶もでて、なかなか味わい深い佇まい。
鉄だからそれなりに重いけど
若き日々の思い出とともに、これからも暮らしの傍らに。

 

市販されている鉄急須は色が綺麗です。贈り物にも。

外側がエナメル塗装・内側はホウロウ塗装だから火にかけてお湯を沸かすのはNGです。

直火OKのステンレスポットなら、紅茶もコーヒーも。

 

お茶の記事はこちら 

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