レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

チーク材カッティングボードの使い心地

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あなたは「まな板」を何枚お持ちだろうか。
私は料理のメインとサブ用に大小1枚ずつ持っていたのだけど、最近小さい「まな板」をもう1枚買ってしまった。

料理好きでもないのに、また買ってしまった理由としては
「小さいまな板は使いやすい」
これに尽きるのだと思う。

ネギをちょっと切る・野菜をちょっと・果物をちょっと。
この「ちょっと」には、軽くて小さなまな板がちょうどいい。
使うのも洗うのも断然気軽なのです。

 

今回購入したのは、チークのカッティングボード。
小さな歪みがあったので「訳あり」品として安くなっていたんです。

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こちらはインドネシア産のチーク材だそう。
自由奔放でアーティスティックな木目は、熱帯地域の木材に多い。

確かに歪みが出やすい部分かもしれないけれど、面白い木目は味があって楽しい。

虫食いの穴・キズ・小さなワレなど
日本規格ではお目にかかれないナチュラルな表情ごと楽しみたい、南国のカッティングボードなのです。

チーク材カッティングボードの使い心地

チーク材の特性

チーク材はミッドセンチュリー期の家具に多く用いられた素材。
木質が密なため硬く重いものの、手触りが良く、やわらかな艶が美しいのが特徴。
水に強いのが特徴で、古くは船の材料として使われていたんだそう。

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手触り滑らか

家に持って帰って洗剤をつけてゴシゴシ洗ったけれど、さすがはチーク。木のささくれ・けば立ちもなく滑らかな手触り。
水が浸みこんでカビてしまう心配もなく、非常に優秀な素材であることは素人の私にも一目瞭然。

ナルホド。チーク材の家具が高価な理由も納得です。

サイズのわりに重い

ニトリで買ったアカシア材のカッティングボードと持ち比べてみたところ、
サイズはチークのほうが一回り小さいのだけど、チークはアカシアより重いのに気が付いた。

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重ねて見比べてみたら、アカシアは木質がスカスカしてるのに対してチークは木質が密なのがよくわかる。

思えば私の使っているブレッドカッターボードもチーク材なのだけど、そういえば少し重いかも。 

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ツルリと手が滑って足に落とすと危ないので、手の力の弱い人は「持ち手」が付いているものを選ぶと、しっかり握ることができて扱いやすいと思う。

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切り心地

カッティングボードは、ブレッドカッターやペティーナイフなどを受けるようにできているんだとか。
だから和包丁へのあたりは硬いように思う。

もちろんそれでいいのです。
もともと果物専用にするつもりだったので。(ときどきチーズも切る)
※ただし、メインで使うなら昔ながらの「まな板」をお薦めします。

使った印象としては、チーク材はアカシア材より良い感じがする。
長く使えばナイフのキズもたくさんつくけれど、それもなんだかいい味になりそうだから、これからガンガン使いこむつもりです。

 

使うほどに愛着が湧く道具は楽しい。 
ナチュラルな木目と形はキッチンを楽しくしてくれる。

一生ものの「上質」にこだわるなら、日本製のウッドペッカーもお薦めです。

 

食品用木製品のお手入れなら、オイルよりベタつかない専用ワックスが便利。

 

魚や肉を捌くメインのまな板は木曽ヒノキがお薦め。繊細な和包丁へ優しく、抗菌作用が強く、長く清潔に保てるのが特徴。 

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