レトロ玉手箱

昭和な家のレトロな道具たち

和ほうき 編み込み模様も綺麗な和の道具

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台所以外、すべての部屋が畳という古い日本家屋に住んでいる。
田舎の古い平屋は、家族4人で暮らすのに十分な広さ。
しかし、襖や障子が空間を隔てる昔ながらの日本家屋は、小さな隙間や段差が多くて
掃除機だけでは案外キレイにならないのです。

我が家の掃除機はコード式だから、部屋ごとにコンセントに抜いたり挿したり。
こんな些細な動作も掃除を苦痛にさせている。

やっぱり吸引力のあるお高いコードレスなんぞを使えば楽なのかもしれないけど、私の平凡な金銭感覚では手が出ないお値段。

そんなこんなで箒(ほうき)の出番が多くなるのです。

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雑貨のように可愛い海外製のほうきもいいけれど、あれは靴を履いたままで生活する場所を掃く道具。

靴を脱いで過ごす日本の居住空間には、あたりのやわらかい和ぼうきが一番いい。
穂先がしなやかだから、床をキズつけないのです。

フローリング床材の隙間、小さな段差、家具の下、そして頭の上のクモの巣まで、ササっと掃けて、すぐキレイ。
掃除機のような大きな音もしないから、ネコも怖がらなくて済むし
なにより腰痛持ちの私にとっては、重くないのが断然いい。

 

座敷ぼうきは各種サイズがあります。
柄の長さもほら、こんなに違うんです。

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広い面積や階段を掃くなら長柄のものを選ぶといいと思う。
長柄は両手で柄を掴んで掃くので、屈んだり腰をまげることもない。腰も腕も格段に楽で、掃除もパパっと終わっちゃうんです。

もちろん掃除機の吸引力はとても便利だから、日々の掃除には掃除機も使うけど、
長柄のほうきを手に入れてからは、断然ほうきの出番が多くなった。

 

そして魅力はもう一つ。
手作りの和ぼうきは編み込みの模様がとっても綺麗。f:id:cyancy:20200503172543j:plain

掃除好きでもない私が5つも手編みの和ぼうきを持ってるくらいなのだから、和ぼうきの魅力は深い。

 
暮らしで使う手仕事の道具は、何気なく過ぎていく日々を美しくする。

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